安全保障:スペイン王国憲法
第8条【軍隊】
1 軍隊は、陸、海、空によって構成され、スペインの主権および独立を保障し、領土を保全し、憲法秩序を擁護することを使命とする。
2 軍事組織の基本原則については、憲法の諸原則に従い、組織法でこれを定める。

第30条【国防の権利・義務、良心的兵役拒否】
1 市民は、スペインを防衛する権利及び義務を有する。
2 法律は、スペイン人の兵役義務を定め、しかるべき保障とともに、良心的兵役拒否、およびその他義務兵役免除の事由を定める。この場合には、兵役に代わる社会的役務を課すことができる。
3 全体の利益目的を達成するための非軍事的役務は、これを定めることができる。
4 重大な危険、大災害、または公的災厄の場合における市民の義務は、法律でこれを定めることができる。

第104条【国防軍および保安隊の任務】
1 国防軍および保安隊は、内閣の指揮に従い、権利および義務の自由な行使を保護し、ならびに市民の安全を保障することを任務とする。
2 組織法は、国防軍および保安隊の職務、活動の基本原則および規則を定める。

第116条【警戒事態・非常事態・戒厳】
1 警戒事態、非常事態および戒厳、ならびに各事態における権限及び制限は、組織法でこれを定める。
2 警戒事態は、閣議で決定された政令により、最大15日間を期限として、内閣がこれを宣言する。この旨は下院に報告され、下院は、この目的のため、直ちに召集される。下院の承認がなければ、この期間を延長することができない。政令には、警戒事態宣言の効力のおよぶ領域を定めなければならない。
3 非常事態は、事前に下院の承認を得て、閣議で決定された政令により、内閣がこれを宣言する。非常事態の承認及び宣言は、その効力、適用領域及び期間を明確に定めなければならない。非常事態の期間は、30日を超えないものとし、同一条件の下に、さらに30日間これを延長することができる。
4 戒厳は、内閣のみによる提案に基づいて、下院の絶対多数により、これを宣言する。下院は、戒厳の領域、期間および条件を定める。
5 本条で定めるいずれかの事態が宣言されている間は、下院を解散することができず、両議院が閉会中のときは、両議院は自動的に召集される。両議院の機能は、憲法上のその他の国家権力の機能と同様、これらの事態の有効期間中、これを妨げてはならない。
 下院が解散され、またはその任期が満了した場合において、これらの事態のいずれかの原因となる状況が発生したときは、下院の権限は、下院常設議員団がこれを行使する。
6 警戒事態、非常事態および戒厳の宣言は、内閣または憲法及び法律で定める内閣の下位機関の責任の原則に変更を加えるものではない。
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by souansyuu | 2005-08-29 08:24 | 安全保障



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