カテゴリ:第9条【戦争の放棄、軍備...】( 13 )

大八洲共和国憲法 第??条【平和主義・国際法・防衛】
1 共和国政府は、国内および国際社会に対し、平和と人権の尊重、国際法の支配を唱道し、推進する義務を負う。
2 一般に認められた国際法規、国際機関の決議はこの憲法の上位法であり、これらに反する法律や条約はすべて無効である。ただし、国会は両議院で3分の2以上の賛成により、これらに対する例外を定めることができる。
3 侵略戦争およびそれを目的とする武器の所有は禁止する。またそれにつながる恐れのある軍事同盟を結ぶことは禁止する。
4 平和隊は共和国に住む人びとの権利を守り、国際法の支配を擁護し推進するためにのみ活動してよい。
5 平和隊を第4項の活動に従わせるには、予め国会での議決か、緊急の場合は国会の議決による事後承認を必要とする。
6 平和隊の指揮権は首相が有する。平和隊の政治的中立は保障される。
7 国際機関による平和隊の査察を拒否してはならない。
8 平和隊を継続するかどうかは、4年ごとに国民投票にかける。
9 平和隊員の基本権は、その業務に関するもので、どうしても第4項に反するものに限り、制限してよい。

*これは日本国憲法第9条に関するNHKのテレビ討論に改正試案として投稿したもの(当然ボツ)を改稿した。ほんらいは数か条に分割すべき内容であろう。[松本・記]*
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by souansyuu | 2005-08-11 00:05 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

自民党改憲草案第9条(2005年8月1日公表および10月28日草案)[→日本国憲法第9条]
第9条【安全保障と平和主義】

(1)日本国民は、諸国民の公正と信義に対する信頼に基づき恒久の国際平和を実現するという平和主義の理念を崇高なものと認め、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する平和国家としての実績に係る国際的な信頼にこたえるため、この理念を将来にわたり堅持する。
(2)前項の理念を踏まえ、国際紛争を解決する手段としては、戦争その他の武力の行使又は武力による威嚇を永久に行わないこととする。
(3)日本国民は、第1項の理念に基づき、国際社会の平和及び安全の確保のために国際的に協調して行われる活動に主体的かつ積極的に寄与するよう努めるものとする。

第9条の2【自衛軍】
(1)侵略から我が国を防衛し、国家の平和及び独立並びに国民の安全を確保するため、自衛軍を保持する。
(2)自衛軍は、自衛のために必要な限度での活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和及び安全の確保のために国際的に協調して行われる活動並びに我が国の基本的な公共の秩序の維持のための活動を行うことができる。
(3)自衛軍による活動は、我が国の法令並びに国際法規及び国際慣例を遵守して行わなければならない。
(4)自衛軍の組織及び運営に関する事項は、法律で定める。

第9条の3【自衛軍の統制】
(1)自衛軍は、内閣総理大臣の指揮監督に服する。
(2)前条第2項に定める自衛軍の活動については、事前に、時宜によっては事後に、法律の定めるところにより、国会の承認を受けなければならない。
(3)前2項に定めるもののほか、自衛軍の統制に関し必要な事項は、法律で定める。

以下は、10月28日発表の「自民党草案」より

第9条【平和主義】 
(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第9条の2【自衛軍】
(1)我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
(2)自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。 
(3)自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
(4)前二項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び運営に関する事項は、法律で定める。


*この自民党案での問題点は、まず、「自衛権」=「自衛軍」なのか?ということと、第三項の自衛軍による活動の制限が、「我が国の法令」と「国際法規」と「国際慣例」の遵守という形であいまいに並立され規定されていることにある。これでは、現行憲法下でも問題である、日米安保条約と憲法のどちらが優位か?という議論がまたでてくることになる。もちろん、そのあいまいさが自民党の狙いだろう。
ここは、「国連憲章および国際人道法と国際人権規約を遵守し、それに基づく人道活動に自衛軍の活動は制限される」というような厳密な文言が求められるだろう。[白崎 記]*

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by souansyuu | 2005-08-03 14:16 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

イタリア憲法 第52条【→日本国憲法第9条】
1 祖国の防衛は、市民の神聖な義務である。

2 兵役は、法の定める制限および限度内において、義務的である。その履行により、市民の労働上の地位および政治的権利の行使を害することはない。

3 軍隊の編成は、共和国の民主的精神に従う。

*ここで、第三項が興味深い。軍隊の編成・組織が共和国の民主的な精神に基づくと書いているところである。民主的な軍隊が具体的にどうイタリアでは具現化されているのだろうか?[白崎記]*
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by souansyuu | 2005-07-28 18:05 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

戦争ノ抛棄ニ関スル条約(不戦条約、パリ条約、ブリアン=ケロッグ規約:現代語訳)[→日本国憲法第9条]
第1条
 締約国は、国際紛争解決のため、戦争に訴えないこととし、かつ、その相互関係において、国家の政策の手段としての戦争を放棄することを、その各自の人民の名において厳粛に宣言する。

第2条
 締約国は、相互間に起こる一切の紛争又は紛議は、その性質又は起因のがどのようなものであっても、平和的手段以外にその処理又は解決を求めないことを約束する。

第3条
1 本条約は、前文に掲げられた締約国により、各自の憲法上の用件に従って批准され、かつ、各国の批准書が全てワシントンおいてに寄託せられた後、直ちに締約国間に実施される。
2 本条約は、前項の定めにより実施されるときは、世界の他の一切の国の加入のため、必要な間開き置かれる。一国の加入を証明する各文書はワシントンに寄託され、本条約は、右の寄託の時より直ちに当該加入国と本条約の他の当事国との間に実施される。
3 アメリカ合衆国政府は、前文に掲げられた各国政府、及び実施後本条約に加入する各国政府に対し、本条約及び一切の批准書又は加入書の認証謄本を交付する義務を有する。アメリカ合衆国政府は、各批准書又は加入書が同国政府に寄託されたときは、直ちに右の諸国政府に電報によって通告する義務を有する。

*日本語原文と現代語訳の全文は、資料庫ブログに収録しました。
http://shiryouko.exblog.jp/1296940

* 佐々木譲の小説『武揚伝』には、榎本武揚が読んだとされる、スピノザの国家論の引用が二箇所出てくる。そこには、スピノザ曰く「その臣民が、ただ、恐怖から武装しないという国家は、戦乱がないとしても平和状態であるとは言えない。まさしく平和とは、戦争がないことを言うのではなく、精神の力から生まれる徳であるからだーー」。 パリ不戦条約は、戦争は違法行為であるとして、不断に人道的観点から法を実現する努力を宣言していると読める。平和・人道・人権の国際法は学習しつつ進歩する法である。ただ「平和」をスローガンとしているだけでは、スピノザの言うように隷属状態と言えるだろう。[白崎記] *
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by souansyuu | 2005-07-17 02:48 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

ハンガリー共和国憲法(1990年)[→日本国憲法第9条]
第6条
1 ハンガリー共和国は国家間の紛争を解決する手段として戦争を否認し他国の独立もしくは領土保全に対し力を用いること、暴力による威嚇を用いることを慎む。
2 ハンガリー共和国は世界のすべての民族と諸国家の協調に努める。
3 ハンガリー共和国は国外に住むハンガリー人に対する責任を認め、かつハンガリーとの関係を増進するためかれらを援助する。
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by souansyuu | 2005-07-17 02:30 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

スペイン王国憲法[→日本国憲法第9条]
第8条【軍隊】
1 軍隊は、陸、海、空によって構成され、スペインの主権および独立を保障し、領土を保全し、憲法秩序を擁護することを使命とする。
2 軍事組織の基本原則については、憲法の諸原則に従い、組織法でこれを定める。

第104条【国防軍および保安隊の任務】
1 国防軍および保安隊は、内閣の指揮に従い、権利および義務の自由な行使を保護し、ならびに市民の安全を保障することを任務とする。
2 組織法は、国防軍および保安隊の職務、活動の基本原則および規則を定める。
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by souansyuu | 2005-07-17 02:28 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

スウェーデン王国統治法典 第10章 外交 第9条【国防軍】[→日本国憲法第9条]
1 政府は、王国の国防軍またはその一部を、王国に対する攻撃に対処する目的のために、戦闘に従事させることができる。その他の場合には、スウェーデン軍隊を、次の場合にのみ、戦闘に従事させ、または他国に派遣することができる。
 一 国会がそれに同意を与えたとき。
 二 法律がその行動のために必要な条件を明示した上で認めているとき。
 三 国会が承認した国際条約または国際的義務から、その行動をとる義務が生ずるとき。
3 政府は、平和時においてまたは外国と戦闘状態にある間に、王国の領土への侵入を防ぐ目的のために、国際法および国際慣習に従って、国防軍に武力の使用を授権することができる。
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by souansyuu | 2005-07-17 02:22 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

デンマーク王国憲法 第19条【対外問題】[→日本国憲法第9条]
1 国王は、国際問題については、王国を代表して行動する。ただし国王は、国会の同意なしに王国の領土の増減を来たすような行為をしてはならない。またその履行のために、国会の協賛を必要とする義務または非常な重要性を持つ義務を負ってはならない。また国王は国会の同意なしに、国会の同意を得て締結された国際条約を終了せしめてはならない。
2 王国またはデンマーク軍に加えられた武力攻撃に対する防衛のためのほかは、国王は、国会の同意なしに、外国に対し武力を行使してはならない。この規定に従って国王が取る措置は、直ちに国会にこれを提出しなければならない。(略)
3 (略)
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by souansyuu | 2005-07-17 02:19 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

大韓民国憲法 第5条[→日本国憲法第9条]
1 大韓民国は、国際平和の維持に努め、侵略的戦争を否認する。
2 国軍は、国家の安全保障および国土防衛の神聖なる義務を遂行することを使命とし、その政治的中立性は遵守される。
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by souansyuu | 2005-07-17 02:12 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】

フィリピン共和国憲法 第2条 第2節[→日本国憲法第9条]
 国策の手段としての戦争を放棄し、一般的に確立された国際法規を国法と認め、平和・対等・公正・自由・協調および諸国民の友好を政治原理とする。
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by souansyuu | 2005-07-17 02:10 | 第9条【戦争の放棄、軍備...】