ミクロネシア連邦憲法前文
 われらミクロネシアの民は、主権者として、ここにミクロネシア連邦憲法を制定する。

 この憲法のもとに、われらの共通の願いとして、平和と調和のうちに生き、過去の伝統を守り、未来への約束を果たすことを宣言する。

 多くの島々からなるひとつの民族となるために、われらはその文化の多様さを尊重する。おたがいの違いこそが、われらを豊かにするからだ。海流はわれらを結び合わせるものでこそあれ、引き離すものではない。島々によってわれらは生かされ、島国だからこそわれらは広がり、強くなれたのだ。

 われらの祖先はその家をここに定めたけれど、だれかを追い出すことはしなかった。それを受け継ぐわれらは、ここ以外の故郷を望まない。戦争を知っているからこそ、われらは平和を願う。分割されていたからこそ、われらは一つであろうと望む。支配されていたからこそ、われらは自由を求める。

 ミクロネシアの歴史は、ヒトが筏やカヌーで海に乗り出した時にはじまった。そしてミクロネシア民族は、人びとが星ぼしを航海する時代、つまり地球そのものが一つの島となった時代に誕生した。われらは共通の人間性にもとづく、平和、友情、協同そして愛をすべての民族に届け、皆からもそれを得たいと願う。この憲法とともに、他民族に保護されていたわれらは、いま、そして永遠にわれらの島々の誇り高い守護者となる。

(松本和志私訳)
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by souansyuu | 2005-08-29 08:50 | 前文



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